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2012年8月31日

受付

受付

ご予約の相談はもちろん、治療中の疑問・質問なども承っております。どうぞお気軽にお尋ねください。また、歯ブラシなどのデンタルグッズを販売しております。ぜひ、虫歯予防にお役立てください。

待合室

待合室

大きな窓をとった、明るい待合室です。院内全体として、白・木目を基調にすることで安心感のある明るいイメージづくりを大切にしております。

待合室また、ウォーターサーバーを設置しておりますので、どうぞご自由にお飲みください。

診療室

診療室

診療室には、プライベートに配慮した半個室2台と完全個室の手術室1台を設置しております。常に気持ちよく使用していただくために、感染対策や滅菌には細心の注意を払っております。

カウンセリングルーム

カウンセリングルーム

治療前のカウンセリングや治療計画などのご説明を行うスペースです。明るく開放感のある完全個室になっております。現在抱えていらっしゃるお悩みや、治療に対するご希望など、お気軽にご相談ください。親切丁寧にご納得いただけるまで、ご説明させていただきます。

個室パウダールーム

ブラッシングスペースお化粧直しにご利用いただけます。

また、診療前に時間がなくて家でブラッシングできなかった、という方もご安心ください。ブラッシングスペースとしてもご利用いただけます。どうぞ、診療前にご利用ください。

CT・デジタルレントゲン

CT・デジタルレントゲン

胸のレントゲンなどを撮るのと比べ、歯は面積が小さいため被爆量はほとんどありません。それに加えて、デジタルレントゲンを使用することによって、その被爆量をさらに約1/5程度にまで削減することができます。また、デジタル操作により撮影画像を拡大することができるため、綿密な治療計画を立てることができます。

さらに、当院では院内に歯科用CT(トロフィーパンプラス)を完備しております。歯科医師の経験や勘だけに頼らず、「歯科用CT」を用いることによって、客観的な判断基準を基に安全なインプラント治療を行っております。

感染対策

感染対策

治療において、忘れてはならないことが感染対策です。昨今、病院などでの院内感染が問題になっています。残念ながら日本は、ヨーロッパなどの欧米圏に比べ感染への意識がまだまだ低いのが現状です。

当院では、スタンダードプリコーションという概念の下、患者さまに使用する器具、小器具を患者さま毎に滅菌(全てのウイルス【肝炎、エイズなどを殺す】)をしております。

この取り組みは、厳しいとされるヨーロッパ基準のクラスB滅菌レベルを達成しました。こうやって初めて完全な滅菌が可能になるとも言われております。

スタンダードプリコーションとは?

感染対策DACユニバーサル・DACプロフェッショナル
当院では、ドイツ シロナ社のDACユニバーサル・DACプロフェッショナルという滅菌器を使用しております。DACユニバーサルは主にタービン、コントラ、ハンドピース用(歯の切削器具)として使用しております。その他の器具はDACプロフェッショナルで滅菌しています。
感染対策これらの機器は、ヨーロッパの基準に準じた「あらゆる被滅菌物を確実に滅菌する」クラスB滅菌器です。新潟県内でも導入している医院はほとんどありません。

感染対策ミーレジェットウォッシャー
器械内部の洗浄槽の上・真ん中・下の3ヶ所に取り付けられた洗浄アームから噴射される強カな水流と専用の洗剤との組み合わせによって、使用済みの医療機器に付着した汚れを落とします。

感染の原因となる血液や唾液などのたんぱく汚れを落とすだけでなく、93℃の熱水ですすぐことによって、素手で触っても安全なレベルまでの消毒を行っております。

ジェットウォッシャーは、薬事法で認められた医療機器であり、血液や組織といったタンパク質の洗浄効果に優れ、その洗浄効果は複数の第三者試験機関によってバリデーションが行われています。

感染対策歯科ユニットウォーターライン除菌装置
ユニット内でのお水の滞留期間は非常に長く、水が循環せず、長時間ユニット内に滞留してしまうため、雑菌が増えてしまいます。

そこで、歯科ユニットウォーターライン除菌装置「ポセイドン」を導入いたしました。「電解中性機能水」を歯科ユニットや医院全体に通水させ、院内での除菌対策を行っております。

「ポセイドン」の導入は、当院が県内初です。

感染対策口腔外バキューム
歯を削るときには、歯の粉・金属片・唾液・血液など、目に見えない程細かな粉塵が空気中に飛び散ります。

口腔外バキュームのおかげで、こうした粉塵を吸い取ることができ、よりクリーンな診療室の環境を実現することが可能となりました。

現在までの治療例

私が担当させていただいた患者さまの治療例です。

インプラント症例
審美修復症例
ダイレクトボンディング症例
歯周病症例

 

※サイト内でご紹介しております症例は、あくまでも患者様固有の症例です。
 実際には患者様によって治療期間や治療法など個人差がございます。

【審美歯科】口元を美しくする歯科治療

「笑うと銀歯が見えて気になる。」
「歯や歯肉の色が気になる。」
「笑顔に自信を持ちたい。」

このようなお悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか?

そんな方におすすめな治療が審美歯科治療です。
審美歯科

審美歯科とは、歯の白さや、歯並びといった美しさに焦点を当てた歯科医療のことを指します。最近では、気軽に白く健康的な歯を手に入れることができることから「歯の美容整形」とも言われています。

このページでは、当院の審美歯科治療についてご説明させていただきます。

審美修復症例を見る

インプラント症例1 【上顎前歯部】

21歳の女性で、不幸にも交通事故のため上あごの前歯(中切歯)を1本失ってしまいました。

インプラント症例

矯正医に依頼し、歯並びを改善してもらった後にインプラント治療を行いました。事故により骨が喪失していたため、骨の移植も併せて行いました。

見た目がキレイになり、治療結果にとても満足していただけました。

以下はクローズアップです。審美的に治療することができました。
インプラント症例

インプラント症例2 【上顎臼歯部】

23歳の男性で、歯根破折により上あごの奥歯1本を失ってしまいました。

インプラント症例

術前レントゲン:黄色のラインは上顎洞という鼻と交通している空洞の底辺です。骨の高さがなく、このままだとインプラントが上顎洞に突き抜けてしまいます。

術後レントゲン:上顎洞挙上術(サイナスリフト:上顎洞の底辺を挙上した所に行う骨の移植)を行い、インプラント治療を可能にしました。

インプラント症例

患者さまには見た目もキレイで、しっかり噛めると喜んでいただきました。

インプラント症例3 【上顎全額、下顎臼歯部】

57歳の男性で、歯周病により上あごの全ての歯と下あごの奥歯5本を失ってしまいました。

インプラント症例

インプラント症例

まだ2年しか経過していませんが、機能的、審美的にも良好な状態を維持しています。

患者さまは痛い、食べづらい、外れる、発音しづらい等、入れ歯の煩わしさから開放されました。しっかり噛めるのでおいしく食事を取ることができ、また人前で思いっきり笑えると非常に喜ばれております。

インプラント症例4 【下顎臼歯部】

53歳の男性で、歯周病により下あごの奥歯2本を失ってしまいました。

インプラント症例

術前レントゲン:矢印の部分が黒く抜けて見えます。これは歯周病によって骨が溶かされた結果、骨がなくなっていることを示しています。このままではインプラントを埋入する骨がなく、インプラント治療ができません。

術後2年のレントゲン:GBR(骨誘導再生療法)という骨の移植を行い、骨が再生され、黒く抜けて見える部分がなくなりました。それによりインプラント治療を可能にしました。

インプラント症例

インプラントは画像内に矢印で表しています。

歯茎の移植により歯茎の強化も併せて行いました。それにより歯ブラシのしやすい環境になり炎症が起こりにくくなっています。

2年後の今でもしっかり噛むことができ、またキレイな状態が維持されているため、患者さまに満足いただいております。

インプラント症例5 【下顎臼歯部】

51歳の女性で、虫歯により下あごの奥歯1本を失ってしまいました。

インプラント症例

インプラントは画像内に矢印で表しています。。

患者さまはまるで自分の歯が生えたみたいと喜ばれていました。

インプラント症例6 【上顎臼歯部】

45歳の女性で、歯周病により上あごの奥歯1本を失ってしまいました。

インプラント症例

術前:歯周病により矢印の部分の骨と歯茎が失われ、陥凹(かんおう)しています。

術後:歯周病により骨と歯茎が失われたため、GBR(骨誘導再生療法)により骨を再生させました。また歯ブラシしやすい環境にするために歯茎の移植により歯茎を強化しました。

患者さまには奥歯で痛みもなく、しっかり噛めるようになったと喜んでいただきました。
 

審美修復症例1 【20歳女性、メタルボンドクラウン】

左下の奥歯が欠けてしまったので、メタルボンドクラウンで修復しました。

審美修復症例

しっかり噛むことができ、また審美面においても患者さまの満足を得られました。

審美修復症例2 【30歳男性、ジルコニアクラウン】

左上の手前の奥歯が虫歯で崩壊してしまったため、根の治療を行い、土台で補強し、ジルコニアクラウンで修復しました。

審美修復症例

他の歯とほとんど見分けがつかなく、キレイに仕上がり、患者さまはとても喜んでおられました。

審美修復症例3 【21歳女性、ジルコニアクラウン】

不幸にも交通事故により右下の奥歯が欠けてしまったので、ジルコニアクラウンで修復しました。

審美修復症例

機能的で審美的な結果に患者さまの満足を得られました。

審美修復症例4 【52歳女性、セラミックアンレー、ジルコニアクラウン】

左下の奥歯に虫歯があり、セラミックアンレーとジルコニアクラウンで修復しました。

審美修復症例

1年後においてもキレイな状態を維持しており、患者さまは治療結果にとても満足しています。
 

【審美歯科メニュー】ダイレクトボンディング

歯を削った後、歯の型を採り、模型上で歯の詰め物を作製し、それを詰めるという間接的な方法をするためには2回来院される必要があります。

ダイレクトボンディングとは虫歯や外傷によって失われた歯質の欠損に直接接着性レジンを詰める方法です。

間接的な方法とダイレクトボンディングを比較すると、
●ダイレクトボンディングは1回で詰めることができる。
●歯質の削除量を少なくできる。
●処置後にしみる症状がでにくい。

等の利点があります。(歯質の欠損が大きくなると、適応できない場合があります。)

最近の接着性レジンの進歩は目覚しく、非常に審美的な結果を得ることができ、耐久性も向上しています。

ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディング症例を見る

拡大鏡拡大鏡
拡大鏡を使用し、細部までシッカリ確認を行います。こうした装置を使用することで、精密な治療ができます。

【審美歯科メニュー】メタルボンドクラウン

メタルボンドクラウンとは金属の上に陶材(陶器に使われている素材)を焼き付けたものです。陶材を使用しているため、非常に審美的であり、表面の色・艶は長期間ほとんど変化なく、耐久性にも優れています。

また、適合に関しては一番良いです。歯周病のため、多数の歯を連結しなければならない場合などに最も適しています。
メタルボンドクラウン

【審美歯科メニュー】ジルコニアクラウン

ジルコニアクラウンとは、"白い金属"ともいわれているジルコニアという素材の上に陶材(陶器に使われている素材)を盛り付けたものです。表面の色・艶は長期間ほとんど変化なく、耐久性にも優れています。メタルボンドクラウンとの違いは、内面に金属を使用していないため、非常に審美面において優れています。

適合に関してはメタルボンドクラウンとほぼ同等です。一番キレイに仕上がるため、上顎前歯部などの審美領域に最も適しています。
ジルコニアクラウン

【審美歯科メニュー】セラミックインレー、アンレー

インレー、アンレーは部分的な詰め物のことを意味します。セラミックインレー、アンレーとは陶材(陶器に使われている素材)でできています。陶材を使用しているため、非常に審美的であり、表面の色・艶は長期間ほとんど変化なく、耐久性にも優れています。
セラミックインレー、アンレー

ダイレクトボンディング症例1 【上顎前歯】

17歳の男性で、運動中に転倒し上顎前歯をぶつけてしまいました。矢印が示す前歯が欠けている状態でした。

ダイレクトボンディング症例

一回の治療で自然な外観が回復しました。
患者さまはキレイな治療結果にとても満足していました。

以下の画像はクローズアップと斜めから見たところです。審美的に治療することができました。
ダイレクトボンディング症例

ダイレクトボンディング症例2 【下顎臼歯】

27歳の女性で、2ヶ月前に他院で治療した所が欠けてしみるため来院されました。矢印の奥歯を治療しました。

ダイレクトボンディング症例

治療した奥歯の1本奥にある銀の詰め物よりも自然な感じで仕上がり、審美性が得られています。

一回の治療でキレイになり、しみる症状もなくなったと、患者さまは大変喜ばれていました。

ダイレクトボンディング症例3 【上顎前歯】

43歳の女性で、「上の前歯の詰め物が変色して気になる。」「歯の形をキレイに治して欲しい。」とおっしゃっていました。

ダイレクトボンディング症例

変色した詰め物と虫歯を除去した部分、歯と歯の隙間が開いてる部分、歯がすり減った部分の計三箇所にダイレクトボンディングを行いました。

以下の画像はクローズアップと斜めから見たところです。審美的に治療することができました。

ダイレクトボンディング症例

患者さまは長年のコンプレックスが一気に解消されたと非常に喜んでおられました。1年経ってもキレイな状態は変わらず、患者さまの満足を得られています。
 

歯周病症例1 【59歳男性、歯周初期治療】

59歳男性で、重度の歯周病の患者さまでした。歯磨き指導、スケーリング・ルートプレーニングの初期治療を行いました。

歯周病症例

左上の奥歯の裏側です。歯石や着色を除去し、歯茎が引き締まってきました。

歯周病症例

上の前歯の裏側です。歯石や着色を除去し、歯茎が引き締まり、歯茎の色も良くなってきました。

歯周病症例

上の前歯の表側です。初期治療が進むと歯周ポケットが浅くなり、歯茎が引き締まって下がったことにより、歯が長く見えるようになります。

歯周病症例2 【53歳女性、歯周組織再生療法】

53歳女性で、重度の歯周病の患者さまでした。歯磨き指導、スケーリング・ルートプレーニングの初期治療を行いましたが、左下の奥歯に部分的に深い歯周ポケットが残りました。そこで、失われた歯周組織を再生させる歯周組織再生療法を行いました。(全体的に骨がなくなっている場合、歯周組織再生療法は適応できません。)

歯周病症例

左:矢印の部分が落ち込んで黒く見えます。この部分の骨が歯周病菌により溶かされてしまいました。
右:術前と比較して、矢印の部分の骨が増えています。

歯周病症例

矢印の部分の骨が溶かされて、くぼんでいます。骨が再生され、くぼみがほとんどなくなりました。

歯周病症例3 【68歳女性、歯周組織再生療法】

68歳女性で、重度の歯周病の患者さまでした。左下の手前の奥歯の骨が深く溶かされていたため、歯周組織再生療法を行いました。

歯周病症例

矢印の部分が落ち込んで黒く見えます。この部分の骨が歯周病菌により溶かされてしまいました。

術前と比較して、矢印の部分が周りの骨と同じようになってきており、黒く抜けていた部分がなくなってきました。骨が明らかに増えています。

私たちからのお願い

私たちからのお願い

1.時間予約制
安全、確実、長持ちする歯科治療を行うためには相応の時間が必要です。一つ一つ丁寧に治療させていただくために予約制をとらせていただきます。お約束の時間を守るよう努力いたしますが、治療の都合上、多少のお時間のズレはご了承ください。また、ご予約された時間にご来院できない場合は、早めにご連絡ください。

2.私たちと一緒に治療を進めていきましょう
歯科治療は、患者さまと歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士との共同作業です。長い年月をかけて悪くなった歯や歯茎を改善させるには質の高い治療と十分な時間が必要です。治癒を待つ時間も治療の内とご理解ください。

歯周病治療の流れ
当院のインプラント治療の特徴

3.禁煙のすすめ
喫煙は歯周病の最大のリスクファクターです。タバコは歯周病を悪化させ、組織の治癒を遅らせます。特に歯周病の患者さまには禁煙をおすすめしております。

喫煙は歯周病の最大のリスクファクター

4.治療後のメインテナンス
治療終了後、治療結果が良い状態で長く維持されるためには、毎日の適切なお手入れがとても重要です。また、定期的なチェックと専門的なクリ-ニングも欠かせません。定期的なチェック、専門的なクリーニングの間隔は当院からご案内いたしますので、ぜひご来院ください。

予防歯科

歯周病は骨の病気!

歯周病=Silent Disease <沈黙の病気>
歯周病は骨の病気!

歯周病

歯周病が厄介な理由は、歯周病が"沈黙の病気"だからです。重症になるまで痛みがほとんど出ないため、歯科医院へ行くことが遅れます。"最近、歯がグラグラしてきた"という状態でご来院される場合が多いのですが、残念ながら、その時には手遅れになっていることが少なくありません。歯周病は、気付かない内に自分の歯を支えているあごの骨が溶けてしまう非常に恐ろしい骨の病気です。日本人の30歳以上においては実に約8割が歯周病といわれています。

・歯がグラついて食べ物がよく噛めない。
・歯と歯の隙間が広がってきた。
・以前より歯が長くなったように見える。
・歯茎が赤く腫れている。
・歯茎を押すと膿が出る。
・歯磨きをすると血が出る。
・口臭がある。
・起床時、口の中がネバネバする。
・冷たいものを飲むと歯や歯茎がしみる。

これらの症状がある場合は早めに歯科医院へ行きましょう。

歯周病症例を見る

歯周病の原因はプラーク+α

歯周病を引き起こす4つのリスクファクター(危険因子)
歯周病の直接の原因はプラーク(歯垢)です。しかし、原因はそれだけはなく、歯周病の発症・進行には毎日の生活習慣が深く関わっており、歯周病は「生活習慣病」ともいわれています。

微生物因子
(歯周病菌)
環境因子 宿主因子 咬合因子
・プラーク中の歯周病の原因となる微生物(細菌) ・喫煙
・お口の清掃不良
・歯周ポケットの深さ
・プラークの付着量
・ストレス
・教育の達成率
・食生活
など
・年齢
・人種
・歯数
・糖尿病
・歯肉滲出液中の物質
・白血球機能
・遺伝
など
・悪い噛み合わせ

生活習慣病とは?
生活習慣病は、従来は成人病と呼ばれていました。成人期以降に生じる疾患の多くには毎日の不適切な生活習慣の積み重ねが関与することが多いので、1996年に厚生省は「生活習慣病」という名称に変更しました。生活習慣には、食生活、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などがあります。

また、メタボリックシンドロームの言葉で有名になりましたが、肥満も歯周病と関係があることがわかってきました。

生活習慣病の種類
■食習慣によるもの
①インシュリン非依存性糖尿病(成人性糖尿病)
②肥満症 ③高脂血症(家族性を除く) ④高尿酸血症
⑤循環器疾患(先天性を除く) ⑥高血圧症
⑦大腸がん(家族性を除く) ⑧歯周病

■運動習慣によるもの
①インシュリン非依存性糖尿病(成人性糖尿病)
②肥満症 ③高脂血症(家族性を除く) ④高血圧症

■喫煙によるもの 
①肺扁平上皮がん ②循環器疾患(先天性を除く)
③慢性気管支炎 ④肺気腫 ⑤歯周病

■飲酒によるもの
①アルコール性肝障害

喫煙は歯周病の最大のリスクファクター

●タバコは、歯周病にかかる危険性を高めます
●タバコは歯周病を悪化させます。
●タバコは歯周病を気付きにくくします。
●タバコは歯周病を治りにくくします。

これらの原因は、歯肉や粘膜、肺などから吸収されるニコチン、それが体内で変化したコチニン、一酸化炭素(CO)などの有害物質です。それらが歯周病菌と戦う免疫力の正常な機能を奪ったり、傷口を速やかに治そうとする細胞の働きに"待った"をかけます。

喫煙者の方の場合、ニコチンなどの血管を収縮する作用によって、歯肉の発赤や腫れなどの炎症があまり強く表れないため、悪くなっていることに気付きにくいという特徴があります。

さらに喫煙者の方は歯科治療を受けても傷の治り方が悪く、我々が期待したように治ってくれません。治療が長引いたり、再治療を受けなければならなくなったりと、歯科医院に通う回数や期間が増えてしまいます。 

このように喫煙によって口の中で様々な負の連鎖が生じ、歯周病が増悪し、結果として歯が抜け落ちてしまいます。私たちが健康な状態で長生きし、できるだけ多くの歯を維持して質の高い生活を送るためには、断然「禁煙」が必要です。
(『新歯周病をなおそう:鴨井久一、沼部幸博著、砂書房』より引用改変)

歯周病は歯をなくす最大の原因

2005年の8020推進財団による調査によると、抜歯の主原因で最も多かったのは歯周病(42%)でした。

年齢階級毎の抜歯主原因の割合は、歯周病による抜歯の割合は30歳代から50歳代にかけて多くなり、それ以上の年齢階級ではほぼ一定でした。

<抜歯の主原因別にみた抜歯数(年齢階級別、実数)>
歯周病

(『永久歯の抜歯原因調査:8020推進財団、2005年』 より引用改変)

歯周病は死に至る病?

歯周病

"フロスか死か!(Floss or Die!)"

十年程前、アメリカのマスコミからこんな衝撃的なメッセージが発信されました。"歯ブラシやデンタルフロスをきちんと使い、お口の中を健康に保って長生きしますか?それとも、それを怠けて病気にかかって早く死にますか?"という意味です。

「歯磨きを怠けて歯周病になることはわかるけど、まさか死にはしないでしょう? 」と思われるかもしれませんが、実は歯周病が心臓病(心内膜炎、狭心症、心筋梗塞)や脳卒中、肺炎などの全身の病気の発症と関係があることがわかってきました。

日本人の死亡原因の2位は心疾患、3位は脳血管疾患、4位は肺炎ですが、これらと歯周病は密接に関連しています。また、最近では、一部のがんとの関係も疑われるようになっています。その他、歯周病は糖尿病のコントロールへの悪影響を及ぼしたり、早産や低体重児出産(きちんと生まれても体重が軽い子供)の原因とも深い関係があることがわかってきています。
(『新歯周病をなおそう:鴨井久一、沼部幸博著、砂書房』より引用改変)

歯周病はお口の中の病気だけでなく、全身の病気も引き起こします!
歯周病

私たちの口の中には、健康な人の場合でも約300種類、数にして2億個ともいわれる微生物が住みついており、周囲の環境に応じて悪玉になったり善玉になったりします。歯磨きをサボっていると悪玉微生物が、のどから気管支、そして肺にまで入り込んだり、歯茎の中の血管に入り血液とともに全身の臓器へ運ばれていったりすることがあります。さらに、歯茎の炎症のある場所で作られた成分(ケミカルメディエーター)も同じように全身に散らばります。これらが全身の病気を誘発します。
(『新歯周病をなおそう:鴨井久一、沼部幸博著、砂書房』より引用改変)

歯周病が気管支炎・肺炎を引き起こす!
歯周病菌は、肺炎の原因菌と一緒に気管を通り、気管支から肺へと感染して炎症を引き起こします。歯周病菌は、呼吸器に炎症を引き起こす病原菌が気管支や肺に住みつくことを助ける役割を持っているようです。

また、歯周病によって生じたケミカルメディエーターも唾液に混じって気管支や肺に入り込み、肺炎を悪化させます。微生物が気管支や肺に入り込んでしまう誤嚥性肺炎(嚥下性肺炎)が起きてしまうこともあります。

歯周病が糖尿病を悪化させる!
歯周病が糖尿病そのものを引き起こすわけではありませんが、歯周病を治療せずに放置すると、炎症によって生じるケミカルメディエーターの量が増え、筋肉細胞や脂肪細胞に作用して糖の代謝機能を妨げます。

さらに、肝臓の働きを鈍らせ、グルコース(ブドウ糖)の代謝を低下させます。こうして歯周病は、血液中の糖の濃度を下げるホルモンであるインスリンを作用しにくくさせ、糖尿病を悪化させます。

しかし、歯周病をきちんと治療すれば糖尿病も改善されます。また、血糖値を改善することは歯肉の改善にも繋がります。

歯周病が心臓や脳卒中を引き起こす!
歯茎の血管に潜り込んだ歯周病菌は血液とともに心臓まで到達します。心臓の弁に障害がある場合、弁や内膜に歯周病菌がこびり付いて繁殖し、心内膜炎を起こすことがあります。また、血液中に流れ込んだ歯周病菌が心臓の周りにある血管の壁(冠動脈の内皮)にとりつくと、粥状の堆積物(アテローム性プラーク)を作るのが増進され、血管を狭くします。

このアテローム動脈硬化症の状態になると、心臓の筋肉に酸素や栄養が行き渡らなくなり、運動能力が減退したり停止して心臓の筋肉が死んでしまい、狭心症や心筋梗塞を引き起こします。

さらに、歯周病菌も関係するアテローム性プラークで血管が狭くなってしまうことは、心臓の冠動脈に限った話ではありません。脳に動脈硬化が生じると、脳梗塞が引き起こされて脳卒中などの原因になることが考えれます。

歯周病が早産や低体児時出産を引き起こす!
早産や低体重児出産などの問題を引き起こす要因として、喫煙や飲酒などが知られていましたが、歯周病も関係していることがわかってきました。

歯周病の炎症によって生じるプロスタグランジン(PGE2)などのケミカルメディエーターが血液中に増えることにより、早産に繋がると考えられています。

また、血液中に入った歯周病菌が羊水内に入り込み、胎児の成長に影響し、予定通りに生まれても小さめの赤ちゃんになるという報告もあります。
(『新歯周病をなおそう:鴨井久一、沼部幸博著、砂書房』より引用)

歯周病が認知症とも深く関係!

認知症とは、ちょっとした物忘れから始まり、日付を間違えたり、場所や人、時間を覚えられなくなり、さらには妄想を抱くようになってしまうといった脳の病気です。認知症は誰もが予防したい病気ですが、歯周病を防ぐことは認知症を予防することにも繋がります。

■歯周病対策で脳卒中を防ぐことが認知症を減らす

認知症には、脳血管性とアルツハイマー型の2種類があります。脳血管性認知症の原因は脳卒中です。脳の血管で動脈硬化が起こる脳卒中を予防するためには、動脈硬化を防ぐことが大切なポイントになります。なぜなら、歯周病菌が動脈硬化を促進しますので、歯周病を防いで動脈硬化のリスクを減らすことが、脳血管性の認知症のリスクを減らすことを意味します。

■アルツハイマー型認知症にも歯周病が関係

アルツハイマー型認知症の特徴は、脳に萎縮が見られます。

CT(コンピュータ断層撮影)画像検査の調査で、残っている歯が少ない人程脳の萎縮が進んでいたという報告があります。さらに、アルツハイマー型認知症の人の方が、健康な人よりも残っている歯が少なかったのです(下グラフ参照)。では、歯と脳との関係性はなんでしょうか?

それは、噛むことによって脳の活性化を及ぼすことからわかるでしょう。つまり、噛むことによって刺激が歯根膜から脳へ伝わり、アセチルコリン(学習能力に深く関わる伝達物質)が増えます。この伝達物質の量が減るとアルツハイマー型認知症を引き起こす原因になると考えられています。歯周病を予防して歯を保つことは、アルツハイマー型認知症を防ぐことにも影響します。

<残存歯数とアルツハイマー型認知症の関係 >歯周病

(『口腔と全身の健康との関係Ⅱ:名古屋大学医学部口腔外科の研究調査』より)

歯周病治療の流れ

歯周病治療の流れ歯周病の治療はまず表面の炎症をできるだけ取り除くことから始まります。

口腔内写真撮影、レントゲン撮影、歯周組織検査、研究用模型によりできるだけ正確な病状を把握し、歯磨き指導、スケーリング・ルートプレーニング(歯周ポケットの浅い部分までの歯根に付着している歯石、バイオフィルムの除去)の初期治療を行っていきます。

初期治療が終わると歯周組織の状態を再評価するために、再度歯周組織検査を行います。再評価時に深い歯周ポケットが残存していれば、歯周外科処置(歯茎を切開し、歯石が付着している歯根の表面を直視しながら歯石を除去すること)を行う場合もあります。なぜなら、スケーリング・ルートプレーニングでは歯周ポケットの深い部分に隠れている歯石を全て除去しきれないからです。

歯周外科処置には大きく分けると、切除療法と再生療法があります。

歯周病症例を見る

正確な診査・診断、わかりやすい説明が治療の第一歩です。

院長紹介

歯科治療において、なによりも大切なことがあります。

それは、患者さまに治療を理解していただき、ポジティブに治療と向き合っていただくことです。

そのために、当院では正確な診査・診断を行い、口腔内の現状をわかりやすく丁寧にご説明いたします。たとえば、専門用語を使わず、ゆっくりはっきり伝えること。説明時には、患者さまと距離ができないよう、マスクやグローブをしないこと。もちろん、他の人に聞こえないようにプライバシーにも配慮しております。

その後、患者さまの希望をもとに、最良と思われる治療計画と他に数パターンの治療計画を提示いたします。それぞれの治療計画についてよく話し合い、相談した上で患者さま自らにお選びいただき、十分ご納得いただいた段階で治療に移らせていただきます。

「納得できる治療を受けたい」という方は、ぜひ当院へお越しください。

歯医者になった理由

院長紹介私は、父と祖父が歯医者という家で生まれ育ちました。患者さまに「ありがとう」と言われる仕事って良いものだなと思いながら。子どもの頃は「歯医者になるのも悪くないかも」と思っていた記憶があります。

そして、進路を決める大学受験の直前に歯学部を受けることを決意。昔から図工が好きで、手先が器用だったことがあり、また血筋もあるのか、自分に向いていると思ったのでしょう。

大学卒業後、東京都にある公立総合病院の口腔外科に約11年間勤務しました。幸いなことに口腔外科での外来診療、手術、病棟管理、当直勤務を通して多くの患者さまを診させていただき、多くの経験を積み、故郷である新潟の地に戻り、今に至ります。

今後は経験・技術・知識を少しでも新潟の皆様のお役に立てられるよう、微力ながら地域社会に貢献できるよう努力していきたいと思います。

一本一本の歯に最適な治療を積み重ね、口の健康を守りたい。

院長紹介私が心がけていることは、「歯を長持ちさせる治療」を行うことです。できるだけ歯を残す努力をしながら、ご自分の歯で快適に生活していただけるよう予防、治療に取り組みます。

歯や骨を失っている患者さまの場合は、歯周病治療、インプラント治療、修復治療を組み合わせて見た目もよく、何でも噛める状態に回復させ、健康な状態が長く維持できるように治療を行わせていただきます。

一本一本の歯を大切にした治療を行う中で、患者さまのお口全体の健康を守っていける治療を行っていきたいです。「自分が受けたい」「家族に受けさせたい」と思えることを基準に丁寧で質の高い治療をご提供させていただきます。

プロフィール

院長紹介新潟駅前歯科クリニック院長/寺尾 豊

■院長経歴
昭和48年9月8日 新潟県新発田市生まれ
新潟県立新発田高校卒業
平成10年3月 日本大学歯学部卒業
同年4月 町田市民病院 口腔外科入局
平成11年1月 町田市民病院 麻酔科研修
同年7月 町田市民病院 麻酔科研修終了後 口腔外科勤務
平成14年4月 町田市民病院 口腔外科レジデント
平成17年4月 町田市民病院 口腔外科嘱託医
平成21年11月 寺尾歯科医院勤務
平成24年9月 新潟駅前歯科クリニック開業

■資格
JIADSペリオコース講師
日本口腔外科学会専修医

■学会活動
・平成10年12月
第166回 日本口腔外科学会関東地方会(会場:東京歯科大学水道橋病院)
「扁平苔癬様病変より発症したと思われた若年者低分化型舌扁平上皮癌の1例」口演発表

・平成15年6月
第175回 日本口腔外科学会関東地方会(会場:神奈川歯科大学付属横浜研修センター)
「下唇に発生した腺様嚢胞癌の1例」口演発表

・平成15年12月
第176回 日本口腔外科学会関東地方会(会場:帝京大学医学部付属病院)
「上顎歯肉頬移行部に発生した血管平滑筋腫の1例と文献的考察」

・平成17年10月
第50回 日本口腔外科学会総会(会場:大阪国際会議場)
「鼻腔から口蓋に進展した平滑筋肉腫の1例」ポスター発表

■講演発表
・平成21年12月5日 第16回JIADS総会(会場:大阪大学)
「再生療法を経験して」口演発表

・平成23年12月11日 第18回JIADS総会(会場:日本歯科大学富士見ホール)
「JIADSコンセプトの実践、そして継続へ」講演


■執筆活動
講演発表・平成22年7月
The Journal of JIADS CLUB Vol.16 No.3
「再生療法を経験して」

・平成23年6月
the Quintessence Vol.30
「骨の形態異常に対するアプローチ‐再生療法、切除療法を併用した1症例‐」


■所属学会・スタディーグループ
日本口腔外科学会
日本口腔インプラント学会
JIADS Study Club Tokyo
JIADS 銀座中村組
無門塾

JIADSというスタディーグループに所属し歯周病治療、インプラント治療に力を入れております。口腔を通じて皆様の健康に貢献できるよう安全、確実、長持ちする歯科治療を目指して、日々努力、研鑽を続けてまいります。

JIADS歯周病治療の世界的権威であるハーバード大学歯学部歯周病学講座の臨床准教授、アメリカ歯周病学会の元会長 Myron Nevins(マイロン・ネビンス)先生と

JIADS審美インプラント治療の第1人者ロマリンダ大学インプラント科教授 Joseph Kan(ジョセフ・カン)先生と

口腔外科について

口腔(こうくう:口の中)、顎(がく:あご)、顔面並びににその隣接組織に現れる先天性および後天性の疾患を扱うのが口腔外科です。

当院では、難易度の高い抜歯、炎症、顎関節疾患、嚢胞、歯や唇の外傷、良性腫瘍などの治療を行っております。

口腔外科

当院の口腔外科メニュー
・インプラント治療
・歯周病などで溶けてしまった骨の再生・造成手術
・難しい親知らずの抜歯
・顎関節症(開口障害、額関節やその周辺の痛み)
・口唇、舌、口の中のケガ
・歯の外傷(歯が欠けた、抜けた、強く打った)
・口唇、舌、頬粘膜などの異常(ぶつぶつ、腫れ物、できものなど)
・顎、頬の腫れ
・歯の移植、再移植
・歯周外科手術

歯を失って悩んでいませんか?

虫歯や歯周病、突然の事故など、人は様々な原因で歯を失います。歯を失うことで、食べ物がよく噛めない、正しく発音できないなどの体の問題ばかりではなく、食事を楽しめない、人前で自然な笑顔が作れない、年老いて見えるなどの心の問題と深く関わってきます。

インプラントならそんなお悩みを解決できます。

当院のインプラント治療の特徴

インプラント症例を見る

当院の口腔外科の特徴

口腔外科口腔外科とは、多岐に渡る手術・外科治療(インプラント治療など)を専門とする領域の歯科医療になります。当院の院長は、日本口腔外科学会専修医資格を持っているため、より専門的な口腔外科治療を行うことが可能です。

日本口腔外科学会専修医とは?
日本口腔外科学会専修医とは学会が定めた症例数、試験をクリアし、取得できる資格です。資格取得後は更新制度があるため、定められた学会に参加し、研修を続けなければ資格を維持できません。

今まで培ってきたこれらの専門知識・技術を十分に活かし、皆様の生涯に渡る健康回復・増進に貢献していければと願っております。

他の歯科医院では難しいと言われたケースでも、ぜひ当院に一度ご相談ください。

デンタルインプラントとは何ですか?

チタンによって作られたネジのような形をしたものです。デンタルインプラントはあごの骨の中に入れて、新しい歯のためのしっかりした根として働きます。クラウンやブリッジあるいは義歯などの補綴物を取り付けることができます。

インプラント治療によって、天然歯とほとんど変わらない感覚で、しっかり噛んで味わえる、自然な笑顔で話すことができます。

歯が1本欠けている場合...
インプラント

インプラントの上のクラウンにより、咀嚼機能と自然な外観が回復します。

歯が数本欠けている場合...
インプラント

数本のインプラントが支えるブリッジにより、機能と審美性が回復します。

歯が全て欠けている場合...
インプラント

5本あるいはそれ以上のインプラントによりフルブリッジを固定します。

インプラント

インプラント用の義歯を2本あるいはそれ以上のインプラントとアタッチメントにより接続します。インプラントにより義歯が安定し、噛み心地が良くなります。

当院のインプラント治療の特徴

CT完備。適切な診断をもとにした治療
当院のインプラント治療の特徴当院では院内に歯科用CT(トロフィーパンプラス)を完備しております。歯科医師の経験や勘だけに頼らず、「歯科用CT」を用いることで、客観的な判断基準を基に安全なインプラント治療を行っております。

CTの優れた点は、コンピュータ上で骨を「3D」で再現できる点です。これにより、レントゲンでは分からなかった、骨の奥行き、骨の幅、厚みを正確に知ることできます。こうした診査・診断を行うことで、インプラントの失敗などを大幅に減らすことも可能です。

十分なご理解とご納得いただける説明をします
当院のインプラント治療の特徴外科手術を伴うインプラント治療ですので、患者さまには十分にご理解いただき、ご納得いただいてから治療をスタートさせていただきます。

そのためには、正確な診査・診断が必要です。患者さまの状態に合わせ、口腔内写真撮影、歯周組織精密検査、レントゲン検査、研究用模型作製(現在のお口の型を採り、模型にする)、診断用Wax up(治療のゴールを想定した模型の作製)、インプラント診断用CT検査等を行わせていただきます。

それらの結果を用いて、治療方法、治療期間、費用等を丁寧にわかりやすく、できるだけ詳細にご説明いたします。

患者さまと協力しながら、歯を残す努力を
悪くなった歯をすぐに抜いて、インプラント治療を行うのではなく、可能な限り大切な歯を残す努力をいたします。しかしながら、治療を尽くしても長持ちしない歯を無理に残した場合、口腔全体の健康維持に悪影響を及ぼすため、抜歯する方が良いケースもあります。

また、歯を失う原因には歯周病が一番多く、歯周病は一ヶ所だけではなく口全体に進行していることが多くあります。そのため、歯が失われた所に行うインプラント治療と歯周病は密接に関係しています。

インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病と同じ状態になります(インプラント周囲炎)。歯周病が進行している状態で、歯周病の治療をせずにインプラント治療を行った場合、ご自身の歯はもちろん、インプラントも長持ちしないといえます。

治療ステップを一つ一つ丁寧に行い、先端技術を駆使した治療を
インプラント治療では、"しっかり噛める"という機能面だけではなく、"見た目もキレイ"な審美性を追求した治療結果を目指します。そのために、実績と経験を活かしながら、先端技術を駆使した治療を行わせていただきます。また、難症例にも対応可能な点が当院のインプラント治療の特徴です。

拡大鏡
当院のインプラント治療の特徴拡大鏡を使用し、インプラント治療時の縫合などをシッカリ行えることで、
治療精度が高まります。

オペ着の着用
当院のインプラント治療の特徴滅菌されたオペ着に着替えることで、治療時の感染を防ぎます。

その他滅菌のための装置
当院のインプラント治療の特徴例えば、蛇口に手を触れること無く手洗いができる特殊な手洗台などをご用意。
徹底した感染予防を行なっております。

インプラントを長持ちさせる環境づくり
当院のインプラント治療の特徴歯周病は一度罹患すると再発しやすい側面があります。歯周炎・インプラント周囲炎が起こりにくい、患者さまが清掃しやすい環境づくりを行い、治療結果を長持ちさせます。

同時に、定期的なメインテナンスを通じて、口腔全体の健康を維持することも大切です。当院では、良好な状態で歯を長く維持できるように予防にも注力しております。患者さまの健康が維持できるよう、一生涯のお付き合いさせていただき、全力でサポートさせていただけることを願っております。

インプラント診断用CTを用いた精密診断【i-CATシステム】

●正確な診断により、安心できるインプラント治療を

インプラント治療では、レントゲンだけでも十分診断できる場合がありますが、レントゲンではあごの骨の断面形態はわかりません。

当院では、あごの骨の量に不安がある場合など、必要に応じてCT撮影をさせていただきます。i-CATシステムにより、顎骨の状態を精密に診断し、手術のシミュレーションを行うことによって、安全で確実、そして長持ちするインプラント治療を行います。

i-CATシステム

i-CATシステムによる診断の流れ
i-CATシステム最終的な歯の形をイメージして作ったステント

これはステントという、インプラントを理想的な位置に埋入するための道具です。最終的な歯の形をイメージして作ります。真ん中に穴が空いており、そこをガイドとしてインプラントの埋入位置・方向を決定します。外側に鉛箔を付けており、歯の外形がCTに映るようになっています。
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iCATシステムステントを口腔内に装着し、CTを撮影します。

そのデータを用いてi-CATシステムで診断いたします。

他院で「インプラントは難しい」と言われた方も、ご相談を。

インプラント安心できるインプラント治療を行うためには、インプラントを支えることのできる充分なあごの骨の高さ・厚さが必要です。「あごの骨が薄いので、インプラント治療をすることができません。」と、他の歯科医院で言われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

歯周病や虫歯の悪化により、一度歯を抜いてしまいますと、あごの骨への刺激が少なくなることや、入れ歯などによる圧迫により、あごの骨が薄くなってしまう傾向があります。そのような経緯であごの骨が薄くなった患者さまでも、あごの骨を補うことによって、インプラントを受けることができます。

サイナスリフト
サイナスリフト(Sinus-lift procedure)とは、サイナス(上顎洞)と呼ばれるスペースに人工骨などを移植することで骨を増やす治療法です。

GBR
骨が不足している箇所に特殊な膜を覆うことで骨を作るスペースを確保します。その中に骨の素になる素材を詰め、骨の再生を促します。

自然な口元をつくる入れ歯治療

当院では、患者さまのご希望やお口の状態に合わせて、インプラント治療と入れ歯治療を行わせていただきます。インプラントと入れ歯を使い分けることで、負担を減らすことも可能です。

入れ歯治療

「外れない」「痛くない」「よくしゃべれる」。当院の入れ歯治療では、この3つの条件を兼ね揃えることを目標としています。しっかりフィットする入れ歯でしたら、食事の味が良く分かりますので、自然な食生活を送ることができます。あごを痛めることもないので、ぜひ安心してご相談ください。

<当院の入れ歯治療はこんな方におすすめです>
・しっかりフィットする入れ歯が欲しい。
・入れ歯がズレて痛みがある。

インプラントと他の治療法との比較

隣接する歯を1、2本失った場合
ブリッジ(両隣の歯を削って人工の歯を被せます。)
インプラントと他の治療法との比較
<利点>
違和感がほとんどない。
噛み心地や見た目はほぼ問題ない。
取り外し不要。
保険適用可能。

<欠点>
健康な歯であっても削らなければならない。
噛む際に削られた歯に負担がかかり、傷みやすい。
歯根のない歯茎は、噛むことによる刺激がないため、次第に痩せてしまう。

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インプラント(インプラントを埋め込み、その上に人工の歯を固定します。)
インプラントと他の治療法との比較
<利点>
自分の歯と同等にしっかり噛める。
天然の歯と同様の外観を保ち、見た目もキレイで
 違和感がない。
ブリッジと比較すると両隣の歯を削る必要がないため、
 歯に負担がかからない。(自分の歯を長持ちさせる)
取り外し不要。(術者は取り外しできる)

<欠点>
手術が必要。
治療期間が長くなることがある。
保険適用不可。


奥歯を含めて複数の歯を失った場合
部分入れ歯(金属のバネにより入れ歯を歯に固定します。)
インプラントと他の治療法との比較
<利点>
治療期間がそれ程かからない。
治療が比較的単純。
保険適用可能。

<欠点>
歯の欠損数や欠損の種類によってはしっかり噛めない。
金属のバネをかける歯に負担がかかる。
違和感がある。
取り外しが必要。
金属のバネが見えて、見た目が良くない。
金属のバネや入れ歯の隙間に食べ物が詰まりやすく、
 丁寧に掃除をしないと口臭、虫歯、歯周病の原因となる。

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インプラント(人工の歯を両隣のインプラントで支えることもできます。)
インプラントと他の治療法との比較
<利点>
自分の歯と同等にしっかり噛める。
天然の歯と同様の外観を保ち、見た目もキレイで
 違和感がない。
部分入れ歯と比較すると金属のバネがないので、
 歯に負担がかからない。(自分の歯を長持ちさせる)
取り外し不要。(術者は取り外しできる)

<欠点>
手術が必要。
治療期間が長くなることがある。
保険適用不可。


すべての歯を失った場合
総入れ歯(入れ歯を歯ぐき全体に被せます。)
インプラントと他の治療法との比較
<利点>
治療期間がそれ程かからない。
保険適用可能。

<欠点>
入れ歯がぐらついたり、ズレたりすることにより
 痛みが出る。
硬い物が噛めない。
違和感がある。
取り外しが必要。
味がわかりづらいことがある。
入れ歯と歯茎の間に食べ物が挟まり、痛む。
あごが痩せてしまったため、年老いて見える。

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インプラント(複数のインプラントを埋め込み、その上に人工の歯を固定します。)
インプラントと他の治療法との比較
<利点>
インプラントはあごの骨に固定されているため、
 ぐらつかない。
天然の歯と変わらない感覚でしっかり物を噛めて
 味わうことができる。
食べ物が挟まることはほとんどない。
天然の歯と同様の外観を保ち、見た目がキレイ。
違和感がほとんどない。
取り外し不要。(術者は取り外しできる)

<欠点>
手術が必要。
治療期間が長くなることがある。
保険適用不可。

総入れ歯治療の重要性

総入れ歯治療の重要性総入れ歯の治療は、難易度の高い歯科治療の一つです。そのため、多くの総入れ歯の患者さまは「噛めない」「痛い」などのお悩みを持たれているようです。

たとえば、「長期間合わない総入れ歯を我慢して使っている。」「歯がほとんどなく、わずかに残った歯で食事をされている。」といった方の場合、本来の適切な噛み合わせから大きくズレてしまっているといえます。

下あごが大きくズレてしまうと、カラダのバランスが取りにくくなり、様々な健康障害が生じる原因となります。ズレてしまった下あごを正しい位置に矯正するのがリハビリ義歯です。

リハビリ用の義歯を使った治療

リハビリ用の義歯を使った治療●ズレてしまった下あごの位置を矯正

リハビリ用の義歯治療では、まず患者さまの口腔内を計測し、正常な高さを割り出します。高さを決めたら、今度は前後左右の水平的な位置関係等を診ていきます。

下あごの入れ歯の奥歯はフラットテーブルと呼ばれ、真っ平らな状態になっており、初めはとても動きやすくなっています。患者さまにフラットテーブルの部分をしっかり噛んでいただくことで、一番負担の少ない、バランスの取れた理想の噛む位置を見つけることができます。

次第に噛めるようになっていきますと、唇、ほっぺた、舌の筋肉が活性化してきます。ご高齢の方でも、お口の筋力トレーニングをしているのと同じ効果が期待できます。

また、入れ歯周囲の粘膜がかなり活性化されることにより、端の部分が当たって邪魔になることがあります。そこで、余計な部分を削ったり、あまり動いていない部分の床を盛り足したりして調整していきます。

この作業には、かなりの経験と熟練の技が必要になります。

最終的な義歯の作製

最終的な義歯の作製●様々な義歯からベストなものをご提案

リハビリ用の義歯治療により、上下方向にも、水平方向にも、噛む位置が落ち着いてきましたら、今までの情報を基に最終的な義歯を作製していきます。

最終的な義歯製作では、薄い金属床の義歯など、様々な種類のものから、ベストな治療法をご提案させていただきます。それぞれの義歯治療にはメリット・デメリットがありますので、詳しくはご相談ください。

【根管治療】できるだけ歯を抜かずに、歯を残すことを目指す治療

虫歯になってしまった歯は、日に日に悪化していきます。早く発見して治療をすれば、削ることで虫歯を止めることはできますが、神経にまで及んでしまった虫歯を放置すると、最終的には抜歯以外の選択肢がなくなってしまいます

根管治療

虫歯により歯を抜かなくてはならない状況を阻止し、大切な歯を残すための治療が「根管治療」です。虫歯菌に侵された歯の神経を取り除いた後、歯の根をキレイに洗浄・殺菌することで、歯の維持を目指します。

<根管治療はこんな方におすすめ>
・虫歯が原因で、歯を抜くしかないと言われた。
・歯の神経を取ったはずなのに、痛みや歯茎の腫れが引かない。

【ラバーダムによる根管治療】無菌状態で行う高品質の神経治療

ラバーダム初期の虫歯の場合、歯を削って詰め物を入れる治療で症状を改善できます。虫歯が悪化し、神経にまで及んで炎症が起きてしまった場合には、歯だけの治療ではなく、神経を取り除いて根管内を洗浄する必要があります。

当院の神経治療では、必要に応じて「ラバーダム防湿」による無菌的治療を実施し、安全で完成度の高い神経治療をご提供いたします。ラバーダム防湿とはゴムでできたシートで口腔内を留め、虫歯になった歯を隔離し無菌的な状態を確保する方法です。

小さな子どもが頭を洗う時に目にシャンプーが入らないようにするために使うシャワーキャップのようなものとイメージしてください。

ラバーダムを装着するには手間がかかるだけではなく技術も必要です。当院では、熟練の技術の下、このラバーダム防湿を行ない歯の神経治療の実績を向上させております。

※ラバーダムに関しては、全ての患者さまに装着するわけではありません。必要に応じてご使用いたします。

当院の根管治療の流れ

(1)歯の虫歯部分を器具を使って取り除きます。
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(2)歯の根管部分の治療をするために、神経スペースに穴を空けます。
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(3)専門の器具を使い、歯の根の虫歯菌に感染した部分を除去します。
※この際、抜髄(ばつずい)と呼ばれる神経を取る治療をすることもあります。
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(4)炎症を鎮めるために根管の先まで薬を詰め、バイ菌が入ることを防ぐために根管を封鎖します。
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(5)根管治療後、歯の状態に合わせまして詰め物・被せ物を取り付けます。

虫歯や歯周病から口の健康を守る【予防歯科】

虫歯や歯周病などのトラブルが起きてから治療するのではなく、トラブルが起こる原因を取り除くことで口の健康を守る医療が予防歯科です。

予防歯科

たとえば、歯周病は歯面の80%の汚れを落とせれば、再発しにくいといわれています。定期的に通院していただければ、来院の度に汚れの落ち具合のチェックと歯磨き指導を受けることができますので、いつもキレイな状態に保つことができます。

また、3~6ヶ月程度でご自分では落とせない汚れ(歯石やバイオフィルム)が付いてしまいますので、当院では口の健康を長く維持するために、定期的な健診とメインテンスをおすすめしております。

<予防歯科はこんな方におすすめです>
・虫歯・歯周病から歯を守りたい。
・一生、健康な歯で暮らしたい。
・矯正中でブラッシングに不安がある。

虫歯や歯周病の原因となるバイオフィルム

抗菌物質が含まれている唾液や体液により、細菌たちはすぐに洗い流されて消化管に送り込まれ、強い酸により殺されます。実は、虫歯菌、歯周病菌などの悪玉菌にとって、口の中は住みにくい環境なのです。

そこで、悪玉菌たちは他の細菌を味方につけ、自分たちが産生した多糖体の中に他の細菌も取り込んで、お互いが居心地良く住めるような一種の共同体である"細菌バイオフィルム"を作りあげます。

バイオフィルム

歯や歯肉に様々な悪さをする成熟したプラークの正体は、実はこのバイオフィルムです。バイオフィルムは通常のブラッシングでは、完全に取り除くことが難しいため、PMTCなどの予防歯科が必要になります。

【PMTC】虫歯・歯周病予防できる専門的なクリーニング

PMTC●ブラッシングでは落とせない汚れを除去。
●歯がツルツルして、お口をリフレッシュ。
●頑固なバイオフィルムを取り除く。

PMTCとは
rofessional:専門家が行う
echanical:機械的な
ooth:歯の
leaning:清掃

専門家である歯科医師と歯科衛生士が行う機械的な歯の清掃のことであり、歯科衛生士が行うことが多い予防歯科医療の一つです。

毎日きちんと歯磨きを行っていても、歯ブラシの届きにくい所、汚れが溜まりやすい所が出てきてしまい完璧に汚れを落とすことはできません。ご自身のブラッシングだけでは除去しにくい、歯の表面に固着したバイオフィルムや着色を、専用の器具と数種類のPMTC用研磨ペーストを使用して機械的に除去し、歯を磨き上げていきます。

PMTCを行った後は歯がツルツルになり、お口の中がサッパリします。術後の爽快感と快適さが特徴です。

PMTC

PMTCの目的
・バイオフィルムを破壊、歯面を滑沢にすることにより、虫歯、歯周病を予防。
・歯質の強化。
・歯に付着した着色汚れの除去。
・口臭予防。

できるだけ痛みの少ない治療を

「虫歯の治療は、注射が嫌だから行きたくない。」
虫歯の痛みが我慢できなくなるまで放っておいてしまう...。このようなことは、お子さんだけでなく、大人の方でもあるのではないでしょうか。

できるだけ痛みの少ない治療を

初期段階の虫歯の場合、フッ素入りの歯磨き粉によって、丁寧なブラッシングを行うことで削らずに済むというケースもあります。そのため、定期的な検診が重要となきます。

虫歯を削らなくてはならないケースでも、当院ではできる限り、痛みの少ない治療を心がけております。

このページでは、当院の痛みの少ない治療についてご説明させていただきます。

当院の痛みの少ない虫歯治療について

虫歯治療●注射針の痛みを和らげる表面麻酔。
●33Gという一番細い麻酔針を使用。

当院の麻酔治療では、33Gという最も細い麻酔針を使用し、麻酔注射の前に歯茎に麻酔薬を塗ることで、チクッとした痛みを和らげることが可能です。

また、よりスムーズな麻酔注射を行うために電動麻酔器も導入しております。「注射がニガテ」という方は、ぜひ当院へ一度お越しください。

自費治療と保険治療の違い

●印象方法(型採り)の違い。
●使用する材料の違い。
●歯科技工士の違い。

自費治療と保険治療の違い

日本の歯科医療における保険診療報酬は、欧米と比べて10分の1程度とかなり低く抑えられています。そのため、日本の保険診療では治療に質の高い材料を駆使し、じっくり時間と手間をかけることが難しいという現状があります。

自費診療では費用が高くなる分、使用できる材料の制約がなく、また治療に十分な時間と手間をかけることができます。質の高い治療をご提供できますので、治療結果が長持ちし、しっかり噛めるなどの機能的な面、見た目の良さなどの審美的な面においても保険診療と大きな差が出てきます。

保険診療と自費治療の違いは、単なる"費用の違い"や"銀歯と白い歯の違い"などの差だけではありません。ぜひ価格だけではなく、歯の健康やお口の美しさという視点で治療をお選びください。

このページでは、自費治療と保険治療の違いについてご紹介させていただきます。

印象方法(型採り)の違い

印象方法(型採り)の違い歯型を採る行為を印象といい、印象に用いる材料を印象材といいます。保険診療で使われている寒天印象材は、食品の寒天と同じ海草からできており、高温で溶けて低温で固まる性質を利用して型を採るものです。

寒天印象材は、水分を多く含んでいるため、時間の経過や少しの温度変化により変形し、千切れやすいという欠点があります。その分精度が悪くなり、詰め物や被せ物に隙間や段差が生じてしまいます。その隙間や段差から細菌が侵入し、虫歯になり詰め物が外れる、また歯周病が進行するなど、再治療の原因の一つになってしまいます。 

【自費診療】安心して治療を受けられるシリコン印象材を使用
シリコン印象材は、寒天印象材と比べて変形が極めて少なく、千切れにくいため精度がとても高いことが特徴です。型を採った後、2~3日経っても精度を保つことができます。

そのため、限りなく隙間のない適合精度が高い詰め物や被せ物を作ることが可能です。保険診療と比較して、再治療のリスクを抑えられますので、自費診療の方が長持ちするといえます。

使用する材料の違い

使用する材料の違い治療結果を長持ちさせるためにも、患者さまの状況に合わせたニーズにお応えするためにも、様々な材料を駆使して治療にあたる必要があります。

たとえば、被せ物を歯に装着する接着剤には様々な種類があります。保険診療で広く使用されている接着剤は、長期間の使用で唾液により溶解されることがあり、被せ物が脱離したり、接着剤が溶解された隙間から細菌が侵入し、虫歯になってしまうことが少なくありません。

【自費診療】接着力が高く、耐久性が優れた接着剤を使用
当院の自費診療では、より接着力が高く、耐久性が優れている接着剤を使用いたします。また、被せ物の材料には見た目が美しく、プラークが付きにくいセラミックを使用したり、被せ物の土台には歯根が割れてしまうリスクが非常に少ない材料を使うこともできます。

自費診療では、保険診療のように使用できる材料の制約がないため、治療結果を長持ちさせられる質の高い材料を使用することが可能です。ぜひお気軽にご相談ください。

歯科技工士の違い

歯科技工士の違い歯科技工士さん(歯の被せ物・詰め物・入れ歯等を作る方)は、保険の被せ物を作る場合、一つの被せ物に対する報酬が低いため、たくさん作らなければなりません。

自費治療の被せ物の場合は料金が高くなるため、より手間をかけて丁寧に作ることができます。また、被せ物を作る過程で質が高く変形の少ない材料を用いて作業することが可能です。

優秀な歯科技工士に依頼すれば、その分費用も高くなりますが、精度の高い治療を行うことができます。当院では、精密な自費の被せ物の場合は、信頼できる技術力の高い技工士に依頼させていただきます。

私たちの6つのコンセプト

数ある歯科医院の中から、当院を選んでいただき、ありがとうございます。

丁寧で質の高い歯科医療を提供し、良好な治療結果の永続性(長持ち)を達成するために私たちは日々研鑽していきます。

私たちの6つのコンセプト

 

「JIADSペリオコース講師」「口腔外科学会専修医」

院長の技術力●JIADSにて講師を務める。
●日本口腔外科学会専修医。

当院はインプラント治療や口腔外科治療などを専門としたクリニックです。

院長は、日本最大級のスタディグループの一つであるJIADSというスタディグループに所属しており、歯周病コースの講師を兼務しております。また、日本口腔外科学会専修医資格を持っています。日本口腔外科学会専修医とは、学会が定めた症例数、試験をクリアし、取得できる資格です。資格取得後も更新制度があるため、定められた学会に参加し、研修を続けなければ資格を維持できないことが特徴です。

当院では、これまで培ってきた専門知識・技術を十分に活かした治療により、皆様の生涯に渡る健康回復・増進に貢献させていただきます。

院長紹介を見る

JIADSとは?
JIADS(The Japan Institute for Advanced Dental Studies=日本先進医療研修施設)

JIADSとは、歯周病治療・インプラント治療・補綴治療に特化したスタディグループであり、ボストンに母体を持ち、歯科医師向けに講義、実習などを行っています。講師は全体で32名おり、新潟県では院長1人です。現在、院長はJIADSを中心に活動し、JIADS歯周病コースの実習インストラクター、学会や勉強会での講演、歯科学術雑誌への執筆などを行っております。

【講師数】 32名
【受講者数】 約6000名
JIADSホームページ http://www.jiads.org

口腔外科とは?
口腔外科とは、多岐に渡る手術・外科治療(インプラント治療など)を専門とする領域の学問です。日本口腔外科学会専修医とは学会が定めた症例数、試験をクリアし、取得できる資格です。資格取得後は更新制度があるため、定められた学会に参加し、研修を続けなければ資格を維持できません。

今まで培ってきた専門知識・技術を十分に活かし、患者さまの生涯に渡る健康回復・増進に貢献できればと思っております。

口腔外科治療について
 

あなた担当のスタッフがいます。

担当歯科衛生士制●担当歯科衛生士が治療をサポート

歯科医院に行く度に違う担当者に対応されるとしたら、リラックスして治療を受けることができないと思います。当院では、患者さまが快適な治療を受けられるように、女性スタッフが担当衛生士として、治療をサポートさせていただきます。

まずは、歯のお悩みやご要望などをお気軽にお話ください。どんな治療もコミュニケーションから始まります。ただ、虫歯や歯周病などを治療するだけでなく、もっとお口の中全体が健康になれる治療をご提供させていただきます。

患者さまをすぐに診療台にお通ししません。

患者さまをすぐに診療台にお通ししません●カウンセリングを大切にした治療を。
●Dental X Airを用いた説明。

初診時には、初めにカウンセリングルーム(完全個室)にて、担当の女性スタッフ(担当歯科衛生士)が患者さまに問診させていただきます。一般的な問診の他に、今まで歯科医院で不快感や怖い思いを抱いたことがあるか、も聞かせていただきますので、快適な治療のためにもお気軽にお話ください。最後に治療のご案内としまして、医院総合案内リーフレット、歯周病説明リーフレットをお渡しいたします。

お口の現状をわかりやすく丁寧に説明
効果的な治療を行うためには、正確な診査・診断が重要です。当院では必要に応じて、治療に入る前に患者さまの口腔内写真を撮影し、画像を見ながら現状と治療方法をご説明いたします。

治療後にも口腔内を写真撮影させていただき、治療前と比較しながら「これだけ良くなったんだな。」と、患者さまに感じていただけるときが、歯科医師としては嬉しい瞬間でもあります。

患者さまをすぐに診療台にお通ししませんDental X Air を用いて口腔内の状態を説明
レントゲンや各種検査結果、口腔内写真などを見てもらう場合、パソコンの歯科用ソフトウェアであるDental X Air を用いてご説明いたします。当院ではiPadを導入しておりますので、より近くで、より感覚的に画像を見ていただくことが可能です。
 

痛みが少なく、できるだけ削らない治療を

歯を残す治療●大切な歯をできるだけ抜かない・削らない治療を目指して。

「患者さまの歯を極力抜かない・削らない歯科治療がしたい。」
これは、私たちが虫歯治療で大切にしている治療方針です。

当院では、治療前に口腔内の写真を撮影させていただきます。患者さまの虫歯や口腔内の状態を十分に確認し、歯を削るべきか、削らなくても済むのかを的確に判断した上で治療に移らせていただきます。

初期の虫歯の場合には、歯を削らずにフッ素やフロスでコントロールすることも可能ですので、当院では定期的な検診をおすすめしております。
 

個室診療室、個室オペ室、カウンセリングルーム・CT完備

院内の設備●居心地の良い院内を目指して

心地良い歯科治療を患者さまに受けていただくためには、院内環境も大切であると考えます。「病は気から」という有名な言葉もありますが、やはり歯科治療でもポジティブな気分の方が良い治療に繋がるものです。当院では患者さまにより良い環境で、安心して治療を受けていただくために、院内を常に清潔に保つように心がけております。

空間全体に光が入る院内
当院は空間全体に光が入るよう、待合室・ユニット・カウンセリングルームの全面がガラス張りになっております。白・木目を基調にすることで安心感のある明るいイメージづくりを大切にしています。また、患者さまが快適にすごしていだだけるように、ユニット3台(半個室2台と完全個室の手術室1台)と、カウンセリングルーム・パウダールームを設けております。

カウンセリングルームは明るく開放感のある完全個室になっております。現在のお悩み、治療に対するご希望など、お気軽にご相談ください。親切丁寧にご説明をさせていただきます。

パウダールームは個室になっておりますので、治療前後のお化粧直し等安心してご利用いただいております。

バリアフリーでどなたでも通いやすい
バリアフリーを基本として、プライバシーに配慮した環境の中で、リラックスして治療を受けていただくこと。そして、患者さまに「新潟駅前歯科を選んで良かった。」と思っていただくことが、私たちの目標です。

他にも、身体に優しいデジタルレントゲンや、削った粉塵を集める口腔外バキュームなど、最新の機材を取り揃え、安心の治療をご提供いたします。

院内について詳しく見る
 

「クリーン診療」いつでも清潔な環境で

当院ではスタンダードプリコーションという概念の下、患者さまに使用する器具、小器具を患者さま毎に滅菌(全てのウイルス【肝炎、エイズなどを殺す】)しております。

こうした取り組みに関して厳しいとされるヨーロッパ基準のクラスB滅菌レベルを達成。このようにして初めて完全な滅菌が可能になるとも言われております。

どんな方でもお口の中には色々な微生物ウイルスがいます。ウイルスの中には恐ろしい病気を起こすものもあります(肝炎、エイズなど)。歯科治療では様々な器具を治療に使用いたしますが、他の人に使った器具をそのまま使用するのは大変危険です。そこで、器具の微生物を殺す必要があります。しかし、ウイルスを殺す程度にも色々なレベルがあります。

クリーン診療

スタンダードプリコーションとは?

1)概要
1996年、米国疾病管理センター(CDC:Centers for Disease Control and Prevention)の「病院感染における隔離予防策のためのガイドライン:Guideline for Isolation Precaution in Hospitals」が発表されました。スタンダードプリコーション(標準予防策)はこのガイドラインで提唱された「感染の有無にかかわらずすべての患者に適用する疾患非特異的な予防策」です。従来の普遍的予防策(Universal Precautions)と生体物質隔離(Body Substance Isolation)の考え方を統合したもので、科学的・疫学的に根拠があり、現在、感染対策の基本的な考え方となっています。

従来のスクリーニング(検査結果で感染症の有無を判断する)を前提とする感染対策は、未知の感染症に対して無防備であり、潜伏期間などによっては検査をしても感染症かどうかわからない場合があるなど、限界と問題がありました。これは、新しい肝炎ウイルスの発見や献血によるエイズ感染の問題からみても明らかです。従って、「感染症の有無にかかわらずすべての患者に適用する疾患非特異的な予防策」が重要となります。

標準予防策は、全ての患者さまの①血液 ②汗を除く全ての体液、分泌物、排泄物 ③粘膜 ④損傷した皮膚を感染の可能性のある物質とみなし対応することで、患者さまと医療従事者双方における院内感染の危険性を減少させる予防策です。

2)対応の実際
(1)手洗い(手指消毒)
全ての医療行為の基本となります。感染防止に対して一番大きな役割を果たすのが手洗い(手指消毒)です。適切に行うことにより院内感染を防ぐことができます。CDC(Centers for Disease Control and Prevention)の「医療現場における手指衛生のガイドライン」では、従来の《石鹸と流水による手洗い》を基本とする考え方に代わり、《擦式消毒用アルコール製剤を使用した手指消毒》が推奨されています。

これまでの《石鹸と流水による手洗い》を推奨する多くの研究は、手洗いに30~60秒かけた場合の評価に基づいていますが、実際の手洗い時間は7秒前後です。このような短時間の手洗い効果は科学的根拠が乏しいこと、一方、擦式消毒用アルコール製剤は手指付着菌を短時間で確実に減少させることができるため実践的で効果的な方法です。

クリーン診療

新潟駅前歯科クリニックではこの考え方を踏まえ、手術時(インプラント埋入手術、GBR等)の手洗いは、一過性微生物の除去と殺菌および常在菌を著しく減少させ、抑制効果を持続させるために流水と抗菌性石鹸を用い、指先にのみブラッシング(滅菌された使い捨てのブラシを使用)を加えた最低120秒間の揉み洗いによる手指から肘までの洗浄消毒をした後、擦式消毒用アルコール製剤を20秒以上かけて擦り込み、 手指から肘までを消毒しております。また、上図のように洗い残しとして残りやすい部位が文献に示されていますので、この点にも留意して手洗いを行っております。

クリーン診療(2)滅菌処理しているもの
・診療基本セット
・バキュームチップ
・歯周ポケットプローブ
・手術器具
・タービンバー
・ファイル、根管治療用器具、根管充セット

クリーン診療(3)使い捨てにしているもの(ディスポーザブル)
・コップ
・エプロン
・注射針
・麻酔カートリッジ
・グローブ(ゴム手袋)
・マスク
・手術用ガウン、キャップ


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