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2012年3月31日

今日はセラミックのかぶせ物、詰め物の治療について紹介いたします。

この方はむし歯と根の治療後、白い歯にして欲しいとのご希望がありました。

右上5番(黄矢印の歯)は神経がない歯で、プラスチックの詰め物が変色し、隙間からむし歯になっていました。右上4番(青矢印の歯)も銀歯の下にむし歯がありました。
右上5MB、右上4CI術前.jpg

右上5番(黄矢印の歯)の根の治療をやり直し、ファイバーポストコアで支台築造した状態です(土台を付けたところです)。歯ぐきの状態は良好です。歯ぐきの状態が良くなければ、型取りが上手くいきません。
右上5MB術中1.jpg

右上5番(黄矢印の歯)に歯肉圧排を行ったところです。歯肉圧排とは、型取りの材料が流れ込みやすいように、歯と歯ぐきの間に細い糸を入れる処置です(歯ぐきの状態が良ければ痛みはありません)。
私は歯肉圧排は二重圧排法(ダブルコードテクニック)を用いることが多いです。
歯肉圧排によって印象(型取り)が鮮明になるので、このステップは非常に重要です。
右上5MB術中2.jpg

印象面(型取りしたもの)です。削ったところが全周にわたり、とても鮮明に印象できました。歯科治療は精度が大切ですので、きれいに削って印象することはとても重要です。
MB印象面.jpg

きれいに削って、鮮明に印象できれば、精度の高い石膏模型を作製できます。これによって技工士さん(かぶせ物や詰め物、入れ歯などを作る方)は作業しやすくなり、精度の高い補綴物(かぶせ物)を作ることができます。
MB模型2.jpg

右上4番(青矢印の歯)の銀歯をはずしてむし歯をとった状態です。
右上4CI術中1.jpg

むし歯が神経に近かったので、コンポジットレジンで裏層しました。そして同様に歯肉圧排です。
右上4CI術中2.jpg

印象面です。鮮明に印象できました。
右上4CI印象.jpg

術前咬合面観(上から見たところ)です。
右上5MB、右上4CI術前.jpg

術直後咬合面観です。
右上5MB、右上4CI術直後咬合面観.jpg

術後3年経過した咬合面観です。
右上5MB、右上4CI術後3年咬合面観.jpg

角度を変えて、術前頬側面観(外側から見たところ)です。
右上5MB、右上4CI術前頬側面観.jpg

術直後頬側面観です。
右上5MB、右上4CI術直後頬側面観.jpg

そして、術後3年経過した頬側面観になります。
右上5MB、右上4CI術後3年頬側面観.jpg

右上5番(黄矢印)はメタルボンド(メタルセラミック)、右上4番(青矢印)はセラミックインレーで修復させていただきました。

治療を終えてまだ3年ですが、変化なく、良好な状態が保てれています。機能的にも見た目にも良い状態で長持ちすることは、とても重要な事だと考えています。

私の診療目標は、良好な治療結果の永続性(長持ち)を達成することです。
これからもしっかりメインテナンスさせていただきます!

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2012年3月30日

上の前歯(左上2番)のダイレクトボンディングです。患者様は以前に保険治療で詰め物をしてもらったそうです。最近変色が気になるとのことで、治療させていただくことになりました。

術前。少しむし歯もあるようです。だいぶプラスチックが変色しています。
左上2DB術前.jpg

術後です。周囲の歯と調和するように、何色ものコンポジットレジンを隙間なく丁寧に詰めました。
左上2DB術後.jpg
この歯には、内部ステインを使って、オレンジのような独特の色を再現しました。

周囲と調和したので、患者様にも大変ご満足していただきました!

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今日は限局矯正(LOT)、アップライトの治療を紹介いたします。

部分矯正(MTM)とも言います。

この患者様は左下6番目の奥歯を十数年前に喪失した後、そのまま放置していたため、7番目の奥歯が手前に倒れてしまいました。歯が倒れ、傾斜が強いところは歯周病に罹患しやすいです。

術前のレントゲン
左下7LOT術前デンタル.jpg
黄矢印の歯(左下7番目の奥歯)が手前(画面左側)に倒れています。隣の歯がなくなると、そのスペースに歯が倒れてしまうんです。赤矢印の部分に歯周ポケットがあります。このように歯と骨の角度が小さいと歯周ポケットができやすくなります。

そこで、インプラントアンカーを用いて限局矯正(LOT)を行いました。術後レントゲンです。
左下7LOT術後デンタル.jpg
黄矢印の歯が真っ直ぐに起きています。また赤矢印の骨と歯の角度がほぼ正常になり、歯周ポケットが消失しました。後ろにあった親知らずは抜かせていただき、歯がない右下に移植しました。歯の移植については今度紹介いたします!

限局矯正開始時の口腔内写真です。左下7番目の歯(黄矢印)が倒れています。青矢印はインプラントアンカーです。インプラントアンカーから倒れた歯にゴムをかけて起こしていきます。
左下7LOT術前.jpg

限局矯正(アップライト)後の状態です。黄矢印の歯が真っ直ぐになりました。
左下7LOT術後.jpg
歯が倒れたままであると、差し歯(ブリッジ)の治療ができません。ブリッジの治療ができる状態まで歯を移動することができ、なおかつ歯周ポケットはなくなりました。

歯の移動の際には固定源が必要です。インプラントアンカーは骨に埋入するので(痛みは全くありません!施術時間も数分です)、絶対的な固定源になります。

他の歯を固定源にした場合、その歯も一緒に動いてしまうことがあります(アンカレッジロスといいます)。そのような心配がなく、装置も簡素化できるので、患者様に大きなメリットとなります。

仮歯(プロビジョナルレストレーション)を入れた状態です。
左下7LOT後PR.jpg

これでしっかり噛めるようになりました!まだまだ治療は続きますが、最後まで妥協せず、丁寧に
治療させていただきます!

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2012年3月27日

こんにちは。昨日は雪が降りました!3月も終わろうとしているのにまだ雪が降るんですね!
やはりまだ気温が上がらないせいでしょうか...。今朝も寒かったです。

今回は歯ぐきがやせた場合(歯肉退縮といいます)の治療として歯肉移植という方法を行った患者様を紹介させていただきます。歯肉移植は歯周病治療の中の歯周形成外科という分野になります。

術前の状態です(とくに矢印の部分に歯肉退縮がみられ、歯の見える部分が長くなっています)。
歯肉移植術前.jpg

術後の状態になります。歯ぐきが歯肉移植により再生しています。
歯肉移植術後.jpg

この患者様は歯肉退縮により歯根が露出し、知覚過敏を訴えていました。知覚過敏とは歯がしみる状態のことを言います(むし歯ではありません)。

術後は知覚過敏は消失し、歯肉もきれいに再生したので、患者様には大変ご満足いただけました。

この方のように、歯肉退縮により知覚過敏を訴えている場合、知覚過敏用の塗り薬を塗っただけでは、根本的な解決にはなりません。薬を塗るだけでは、歯肉退縮は進行してしまいます。

歯肉退縮が進行すれば、歯ぐきの下にある骨もなくなります。骨がなくなれば、最悪の場合、歯を失ってしまいます。

根本的に解決するためには、露出した歯根を丈夫な歯肉で被覆し、歯肉退縮を阻止しなければなりません。

良好な状態で歯を長持ちさせるために、環境を改善することがとても重要です。

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2012年3月22日

今日は寒かったです。
やっと庭に出てきたチューリップの芽が引っ込まないか心配なくらいです(´ー`A;) ・・・
今、雨が降っていますが明日は晴れるといいですね。

さて、今日は左上1番の審美修復症例を紹介させていただきます。

数年前に他院にて入れた左上1番のかぶせ物が気になって来院された患者様です。

術前の状態です。色と形に不具合が生じています。
左上1ジルコニア術前.jpg

仮歯を入れた状態です。仮歯のことをプロビジョナルレストレーションと言います。
左上1ジルコニアプロビ.jpg
プロビジョナルレストレーションの調整を繰り返し、患者様にご満足いただける形態にします。

精密印象面(型取り)です。明瞭に印象されています。精度が命ですので、明瞭な印象は必須になります。
左上1ジルコニア印象.jpg

これがかぶせ物を作るための石膏模型です。精度の高い模型ができています。
左上1ジルコニア模型.jpg

最終のかぶせ物を装着した状態です。
左上1ジルコニア術後.jpg
オールセラミッククラウン(ジルコニアクラウン、3M Lava)で修復しました。

患者様にはとてもご満足いただけましたヽ(・∀・)ノ!

きれいに治すことは非常に大切ですが、歯を長持ちさせることはもっと大切だと思います。

長持ちさせるには精度の高い修復が必須になります。

精度の高い治療ができましたので、後はしっかりメインテナンスさせていただきます!!d(・∀・○)。
左上1術前術後.jpg

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中等度~重度歯周炎に罹患してしまった歯の治療例を紹介させていただきます。

歯周病は『骨の病気』です。また『沈黙の病気』とも言われています。

大事な歯を支えている骨が、患者様の知らない間に溶けてしまうという恐ろしい病気です!

骨が大きく溶けてしまった場合、骨を再生させる治療があります。
限界はあるのですが、歯周組織再生療法により、抜歯を回避し歯を長持ちさせることができます。

術前1(縞模様の道具が映っています。骨がないため深く入ってしまいます。)
再生療法術前.jpg

術後1(骨が再生し、縞模様の道具がほとんど入りません。)
再生療法術後.jpg

術前2(上から見た状態です。矢印の部分に骨が全くありません。)
再生療法術前咬合面観.jpg

術後2(上から見た状態です。矢印の部分に骨がしっかりできました。)
再生療法術後咬合面観.jpg

患者様には非常に喜んでいただけました。

このように現在は再生療法が進歩し、従来抜かなければならなかったような歯でも、良好な状態で残すことが可能です。

ご自身の大事な歯を抜く前に、本当に残せる方法がないのか、よくご検討いただくことがとても重要だと思います。

歯周病でお悩みの方、お気軽にご相談ください。

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左下5番のダイレクトボンディングの治療例を紹介させていただきます。

術前の状態(むし歯が深かったため、歯の神経をとり、根の治療が終わった後の状態です)
008,1.jpg
従来の治療では、この後歯に土台を立て、全周を削ってかぶせ物を入れるという治療が主流でした。

現在はダイレクトボンディングという、樹脂を直接1回で詰める治療も選択肢となり得ます。
最大の利点は、歯質を最大限保存できるということです。

術後の状態です。何色ものコンポジットレジンを隙間なく丁寧に詰めました。
039,1.jpg
審美的に治療できました。患者様も大満足です!

最近材料の進歩があり、このような治療が十分長持ちすることが分かってきました。

いろいろな治療オプションを持ち、それぞれの利点・欠点を丁寧に説明した上で、
患者様に決めていただく。 これが理想だと思います。

新潟県新発田市の歯医者なら寺尾歯科医院へ!

患者様はさまざまな悩みを抱えて歯科医院を受診されます。また、現在は歯科医療に対するニーズも多様化しています。

私はさまざまなニーズに対応するべく、歯周病治療をベースに、治療オプションを多く持ち、一口腔を一単位として総合的、包括的に治療させていただいております。

木に例えるとこんな感じでしょうか。
blog.jpg

幹の部分が歯周病治療、枝葉の部分がインプラント、口腔外科、クラウン&ブリッジ(差し歯、かぶせ物)、歯内療法、審美歯科、義歯(入れ歯)、限局矯正になります。

幹の部分がしっかりしないと、枝葉の部分も崩れてしまうと思います。

常々、幹をしっかり持つことが大切だと考えております。

新潟県新発田市の歯医者なら寺尾歯科医院へ!

今日からブログを始めます。新潟県新発田市の歯医者、寺尾歯科医院の寺尾と申します。
私の歯科臨床においての目標は、良好な治療結果の永続性(長持ち)を達成することです。
そのために日々研鑽しております。

私はJIADS(日本先進医療機構)の歯周病(ペリオ)コースの講師を務めさせていただいております。→JIADS講師一覧

また日本口腔外科学会専修医資格を取得しております。
そのため、歯周病治療、歯周組織再生療法、歯周形成外科治療、インプラント治療、
骨誘導再生療法(GBR)等が得意分野です。

すべての治療ステップを丁寧に、確実に行うように心がけております。

どうぞよろしくお願いいたします。

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新潟駅前歯科クリニック 院長 寺尾 豊
新潟駅前歯科クリニック
院長 寺尾 豊

院長経歴
昭和48年9月8日 新潟県新発田市生まれ
新潟県立新発田高校卒業

平成10年3月 日本大学歯学部卒業
同年4月 町田市民病院 口腔外科入局

平成11年1月 町田市民病院 麻酔科研修
同年7月 町田市民病院 麻酔科研修終了後 口腔外科勤務

平成14年4月 町田市民病院 口腔外科レジデント
(週5日勤務、当直勤務)

平成17年4月 町田市民病院 口腔外科嘱託医(週5日勤務、当直勤務)

平成19年6月 町田市民病院 口腔外科嘱託医(週4日勤務、当直勤務)
寺尾歯科医院に週2日勤務

平成21年11月 寺尾歯科医院を父の跡を継いで開業