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自費治療と保険治療の違い

●印象方法(型採り)の違い。
●使用する材料の違い。
●歯科技工士の違い。

自費治療と保険治療の違い

日本の歯科医療における保険診療報酬は、欧米と比べて10分の1程度とかなり低く抑えられています。そのため、日本の保険診療では治療に質の高い材料を駆使し、じっくり時間と手間をかけることが難しいという現状があります。

自費診療では費用が高くなる分、使用できる材料の制約がなく、また治療に十分な時間と手間をかけることができます。質の高い治療をご提供できますので、治療結果が長持ちし、しっかり噛めるなどの機能的な面、見た目の良さなどの審美的な面においても保険診療と大きな差が出てきます。

保険診療と自費治療の違いは、単なる"費用の違い"や"銀歯と白い歯の違い"などの差だけではありません。ぜひ価格だけではなく、歯の健康やお口の美しさという視点で治療をお選びください。

このページでは、自費治療と保険治療の違いについてご紹介させていただきます。

印象方法(型採り)の違い

印象方法(型採り)の違い歯型を採る行為を印象といい、印象に用いる材料を印象材といいます。保険診療で使われている寒天印象材は、食品の寒天と同じ海草からできており、高温で溶けて低温で固まる性質を利用して型を採るものです。

寒天印象材は、水分を多く含んでいるため、時間の経過や少しの温度変化により変形し、千切れやすいという欠点があります。その分精度が悪くなり、詰め物や被せ物に隙間や段差が生じてしまいます。その隙間や段差から細菌が侵入し、虫歯になり詰め物が外れる、また歯周病が進行するなど、再治療の原因の一つになってしまいます。 

【自費診療】安心して治療を受けられるシリコン印象材を使用
シリコン印象材は、寒天印象材と比べて変形が極めて少なく、千切れにくいため精度がとても高いことが特徴です。型を採った後、2~3日経っても精度を保つことができます。

そのため、限りなく隙間のない適合精度が高い詰め物や被せ物を作ることが可能です。保険診療と比較して、再治療のリスクを抑えられますので、自費診療の方が長持ちするといえます。

使用する材料の違い

使用する材料の違い治療結果を長持ちさせるためにも、患者さまの状況に合わせたニーズにお応えするためにも、様々な材料を駆使して治療にあたる必要があります。

たとえば、被せ物を歯に装着する接着剤には様々な種類があります。保険診療で広く使用されている接着剤は、長期間の使用で唾液により溶解されることがあり、被せ物が脱離したり、接着剤が溶解された隙間から細菌が侵入し、虫歯になってしまうことが少なくありません。

【自費診療】接着力が高く、耐久性が優れた接着剤を使用
当院の自費診療では、より接着力が高く、耐久性が優れている接着剤を使用いたします。また、被せ物の材料には見た目が美しく、プラークが付きにくいセラミックを使用したり、被せ物の土台には歯根が割れてしまうリスクが非常に少ない材料を使うこともできます。

自費診療では、保険診療のように使用できる材料の制約がないため、治療結果を長持ちさせられる質の高い材料を使用することが可能です。ぜひお気軽にご相談ください。

歯科技工士の違い

歯科技工士の違い歯科技工士さん(歯の被せ物・詰め物・入れ歯等を作る方)は、保険の被せ物を作る場合、一つの被せ物に対する報酬が低いため、たくさん作らなければなりません。

自費治療の被せ物の場合は料金が高くなるため、より手間をかけて丁寧に作ることができます。また、被せ物を作る過程で質が高く変形の少ない材料を用いて作業することが可能です。

優秀な歯科技工士に依頼すれば、その分費用も高くなりますが、精度の高い治療を行うことができます。当院では、精密な自費の被せ物の場合は、信頼できる技術力の高い技工士に依頼させていただきます。

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